このサイトでは、「エロイカより愛をこめて(From Eroica with Love)」を題材とした、英語での厖大な二次創作群を翻訳しています。サイト管理者には原作者の著作権を侵害する意図は全く無く、またこのサイトにより金銭的な利益を享受するものでもありません。私が享受するのは、Guilty Pleasure - 疚しい楽しみ-だけです。「エ ロイカより愛をこめて」は青池保子氏による漫画作品であり、著作権は青池氏に帰属します。私たちファンはおのおのが、登場人物たちが自分のものだったらいいなと夢想 していますが、残念ながらそうではありません。ただ美しい夢をお借りしているのみです。

2011/09/17

A Thousand Break-ups(7/7) Start Again - by Margaret Price

A THOUSAND BREAK-UPS - Seven: Start Again
by Margaret Price
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クラウスは、ドリアンの柔らかい金髪の巻き毛を片手で気怠げに梳きながら、天井を見上げて横たわっていた。伯爵は彼の裸の胸に頭を載せて、静かに彼の心臓の鼓動に耳を傾けながら、彼の肌を撫でていた。

「クラウス・・・?」

「うん?」

「もう喧嘩はやめようよ。」

クラウスは楽しそうな含み笑いで答えた、ドリアンは驚いた。「何がそんなにおかしいんだい?」

「息を吸うなと言ってるようなもんだろ、それは。」

「クラウス、私は真面目に言ってるんだよ。」ドリアンは体を上げて座りなおし、彼の目を見つめた。

「おれはいつも真面目だ。」クラウスは反論した。

ドリアンは体を寄せ、クラウスにキスした。「そうだよね。それがきみを好きな理由だものね。」

「そしておれを嫌いな理由でもある、だろ?」

「な・・・」ドリアンは口ををぽかんと開けた。「嫌ってなんかいないよ、全く。」

クラウスはもう一度笑った。「嫌っとるだろ、おれを。」彼は起き上がって姿勢を変え、ドリアンを体の下につかまえた。彼らの位置は反対になった。「その方が、よりを戻したときにもっと熱くなれるとぬかしたのはおまえだぞ。」彼はまるでそれを証明するかのように、ドリアンにキスを与えつつ言った。

「ええと・・・それは争えない事実だね。」

クラウスがドリアンの首筋を甘噛みし始めたとき、ドリアンは満足そうなうめき声をあげた。「あっ、でも、あとひとつだけ...」

「なんだ?」くぐもった返事が来た。

「きみの部下達、あのばかばかしい賭けをやめるかな?」

クラウスは背を逸らし、ドリアンを見てこう言った。「たぶんな。」

ドリアンはよこしまな笑みを浮かべた。「そっちに賭けるかい?」





END

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