A THOUSAND BREAK-UPS - Six: Payment
by Margaret Price
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翌朝、情報部のオフィスに出勤したエージェントたちの目に入ったのは、特大の花瓶いっぱいに生けられた茎の長い薔薇の花束で、それはGの机の真ん中に載っていた。明らかにエロイカからの贈り物だった。カードなど見なくてもそれは判った。
「G、伯爵と付き合い始めたのか?」Aがからかった。少佐に見つかったら大変だ。
Gは咳払いをした。きまりわるそうだった。「いいえ、ちがうの。これはね、たぶん感謝のしるしだと思うの。」
「感謝って、なんの?」
Gはもじもじした。「ええと、あのふたりがね、ええと、そう、ええと、ええと、」
「さっさと言えよ!」Rが腹立たしげに怒鳴った。
「伯爵が、賭けを総取りにしたのよ。」Gはとうとう白状した。
沈黙が降りた。
最初に口を開いたのはAだった。「なんだって?」
「聞いてよ。」Gは少佐の部屋の方へてをひらひら振った。助かったことに、少佐はまだ来ていなかった。「あれって、二人で仕組んだことだったのよ。少佐はあたしたちが賭けていることを知っていたの。それで・・・。最初はお芝居だったみたい。それがそのうち意見が合わなくなって、手に負えなくなったの。途中から本気で喧嘩になっちゃったのよ。それから・・・ええと、そして・・・。えい、もうっ!」彼は椅子に座り込み、机に頭をうずめた。
「Gって、『グローリア』のGだったのか?」Rが唖然とした声で言った。
机にうつぶせになったまま、Gはうなずいた。
「俺達は全員アラスカ行きだ。」Bはうめいた。
「伯爵が少佐をなだめてくれたわ。」Gが座りなおして言った。
「助かった・・・。」
「伯爵が、『お仕置きしたいならここで仕事をさせたほうが効果的だよ』って説得したの。」
「さささ最悪うぅぅ・・・」
恐怖に駆られた部下達からそれ以上のコメントが噴出する前に、少佐が登場した。彼は穏やかで落ち着いていて、かつ薄い笑みを浮かべていた。鉄のクラウスの最も恐ろしい表情だった。「おはよう、諸君。」
部下達は恐怖に駆られて叫び返した。「おはようございます、少佐!」
「全員、パリでの任務についてのレポートを本日中にまとめて提出するよう命ずる。」彼は自分の部屋へ向かいながら告げた。そして肩越しに振り返り、冷たい笑顔で部下達をねめつけた。
「全員がレポートを提出できるかどうか、賭けるかね?」
A THOUSAND BREAK-UPS 7/7 Start Again へ続く・・・
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