Fried Potatoes com - FEET OF CLAY 12 Be Patient With Me
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作者から一言: この章は純然たるオマケです。密室で服を脱いだドリアンとクラウスを書きたかっただけ。フィクにこの手の場面をもうひとつ挿入したくなったのです。
Be Patient With Me - 想い出すまで待って
「雪だ。まだこんなに早いのに。」ドリアンは頭を振って、窓の外に降り始めた雪から目を逸らし、暖炉の前の革張りの椅子に深く体を沈めた。
クラウスが近づき、マグカップに入れた熱い紅茶を手渡しながら、隣の椅子に腰掛けた。「湖への散歩は今日はなしだな。」
「それも悪くないね。」少佐が暖炉の火を眺めながら自分のコーヒーをすするのを、ドリアンはじっと見つめた。クラウス、わたしたちはもう幾度、こんなふうに何もかも分かり合える沈黙の中でいっしょに過ごしてきたんだろう?悪態も、ののしりも軽蔑もない。きみは本当に鉄のクラウスをドアの外に置いてきたんだ。
「どうしてもっと早く言ってくれなかったんだい?」ドリアンは出しぬけに訊いた。
「Was?(独:何だって?)」物思いにふけっていたらしいクラウスは、不意の質問に驚いた。「もっと早くとは、何のことだ?」
「このことだよ。わたしたちのこと。」
「おまえが信用するとはとても思えんかったからな。」
「ああ、クラウス・・・」
「病院で意識を取り戻して以来、おまえの精神はささくれだっていた。おれが悪辣な冗談を仕掛けているとおまえが誤解するのが怖かった。記憶喪失につけこんで、おまえを嘲笑っているのだと。」クラウスはそこで少し言いよどんだ。「ドクター・ウェストファルもおれに同意した。」
ドリアンは信じられないという風に目を見開いた。「きみ、医者に話したんだ。」
クラウスは肯いた。「おまえを取り戻したかった。」彼は静かな声で言った。「おれの・・・ドリアンを。」
手のひらで覆った伯爵の口元から、押さえきれない声が漏れた。ドリアンが目を潤ませているのを見て、クラウスは大きくため息を’ついた。「また泣く気か?」
「ごめんよ、クラウス。でも自分でもどうにもならないんだ。」ドリアンはそう答えながら、ぼろぼろとこぼれる涙をぬぐった。「薬のせいだよきっと。だからまだ普通じゃないんだ。」
「そうかもな。」
ドリアンは少佐に泣き笑いをつくってみせた。「だからきみはもうしばらく我慢しなくちゃ。」瞬きをするクラウスに向かって、からかうように続けた。「だって休みは一週間しかないんだろ。その間にできるだけのことをやっててみようよ。」
クラウスとドリアンの視線が絡み合った。ドリアンの表情に、誘うような色が浮かんでいるのを見つめた。クラウスは立ち上がり、ドリアンに近づいた。「なら、ぐずぐずしとるわけにはいかんな。」
* * *
「きみがこういうのを好きだなんて、考えたことも無かったよ。」ドリアンは泡だらけのバスタブに足を踏み入れながらそう言った。クラウスはすでにバスタブに横たわってドリアンを見上げていた。「おまえがいろいろ教えてくれたからな。」伯爵の足が水の中で肌の上をすべるのを感じながら、彼はそう答えた。
「ああ、バスタブの中でのことなら覚えてるよ。」ドリアンはにやっと笑った。
クラウスは眉を上げた。「本当か?」
「うーん・・・」伯爵は目を閉じ、息を吐きながらバスタブに体を浸した。それから目をぱっと開いて付け足した。「相手はきみじゃないけどね、もちろん。」
「くそっ!この変態が!」クラウスは怒ったふりをして、ドリアンに水を撥ねかけた。
「少佐、ここにいる間は私を殴らないって約束したよ!」
「溺死させんとは約束しとらん。」クラウスはそう答え、悲鳴をあげる伯爵の足を掴んで水の中へ引きずり込んだ。ドリアンは大げさな水音を立てて体を起こし、「本気でいくからね!」と、クラウスの足を掴んでお返しに水の中へ引きずり込んだ。それから向きを変えて体を寄せ、顔を出したクラウスの唇を奪った。
クラウスはクラウスの上半身を腕の中に抱え込み、胸元へ引き寄せて押さえ込んだ。「忘れるな、おれは軍人だ。」
ドリアンはもう一度悲鳴を上げた。それから、他のものと取り違えようのないほどに硬く尖ったものが自分の体に押し付けられるのを感じ、笑い出した。それからすこしずり上がって、それを腿の間に挟みこんだ。
「ドリアン・・・?」少佐が警戒心に満ちた声を出した。
「しーっ・・・」ドリアンが唇に人さし指を当てた。「ちょっと試してみようよ。」彼は手で支えて体の位置を変え、浮力を使って水の中で緩やかに体を動かしなら、クラウスを挟んだ腿をうごめかせた。上へ、そして下へ。
「うっ・・・」クラウスはあえいだ。「ああ・・・、悪くない・・・。」彼はドリアンの腰の両側に膝を立てて相手をその間に落とし込み、両手でバスタブの縁を掴んだ。
「ケンカよりこっちのほうがずっといいだろ。」クラウスの両膝が自分の腰を締め上げてくるのを感じ、ドリアンは体を動かしながらにやっと笑った。
滑らかな肌が激しく高まったものを刺激し続ける感覚にクラウスは息を速め、のけ反って目を閉じた。温かい湯と、体の上でうごめくドリアンの肌と、みぞおちに押し付けられたドリアンの勃起だけを感じながら、我を忘れそうになった。バスタブから片手を離し、その手でドリアンのものを掴むと、ドリアンがうめき声を上げた。ふたりの動きはすぐに同調した。ドリアンがクラウスを挟んだまま体を上下すると、クラウスも同時に腰を上下させた。
ドリアンの息が短くなり、あえぎ声が漏れ始めると、クラウスは体勢を変えて伯爵の腿の間への突きを強めると同時に、手を激しく動かし始めた。突然の狂乱につれて水面が激しく揺れ、それはふたりがほとんど同時に達し、果てるまで続いた。
ドリアンが鋭くうめき、背をくねらせた。同時に、クラウスは最後の一突きをくれた。それから彼は片足でドリアンの体を抱き寄せ、体を預けてきた恋人の顔を見つめ、口付けた。
「すっごく・・・よかった・・・」ドリアンが息を弾ませながら言った。
クラウスはうなずき、しずくの滴る巻毛を撫でた。「こんなことをするのは初めてだな。」彼は柔らかくそう告げた。
ドリアンは体を起こした。 驚いたような表情を浮かべていた。「初めて?」
クラウスは頷いた。
ドリアンの表情を、いくつもの感情が横切った。それから彼は恋人の目を見つめ、こう言った。「じゃあこれが、私たちの新しい記憶なんだね。」
クラウスは微笑み、ドリアンの首を優しく引き寄せて言った。「休暇はまだ終わっとらん。新しい記憶ならまだまだ作れるさ。」
* * *
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